自動化・開発・ウェブ制作

ノーコードのiPaaSでできることとは?iPaaSの概要をまとめて紹介します!

 

「iPaaS」という言葉をご存じでしょうか。
近年SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)という言葉ならよく耳にすると思います。これらはすべてクラウドで提供されるサービスです。

その仲間としてiPaaS(Integration Platform as a Service)は位置しており、特にアプリやサービス間のデータ連携を強みにしています。そのため、個々のSaaS、PaaS、IaaSを繋ぐことも可能です。

1.iPaaSでできること

業務効率化

先ほどiPaaSはアプリやサービス間のデータの連携が可能だと紹介しましたが、具体的にどのように連携し、何ができるツールなのかを解説します。

iPaaSは別のアプリ間でデータのやり取りができるようになります。

そのため、今までデータをエクスポートし別のアプリにインポートしている作業を自動化し、人が一切操作しなくても、完全自動でデータを送り合うことができます。

それ以外にも、iPaaSはノーコード自動化ツールの側面も持ち合わせています。

例えば顧客の名前とアドレスが載っているExcelとGmailを連携し、それぞれの顧客に名前の宛名付きでメールを送信することもできます。

iPaaSはプログラミングの知識を必要とせず、データの連携や自動化ができ、企業の業務効率化ができるツールです。

データ収集と分析

iPaaSはGoogle Analyticsのようなウェブページのアクセス解説ツールとそれを視覚化するためのExcelやGoogle Data Portalの間でも連携可能です。

そのため、Google Analitics・各種CRMツール(顧客管理ツール)などから情報を取得し、それを使い慣れている分析・視覚化ツールに導入することが出来ます。

今まで手間がかかるがために集めたデータを視覚化していなくても、iPaaSを用いることで分析・視覚化し活用することが出来ます。

具体的な事例についてはこの後紹介していきます。

2.iPaaSとRPAの違い

以下の記事でRPAについて紹介しましたが、iPaaSとRPAではどのような違いがあるのでしょうか。

特にiPaaSの強みを中心に紹介していきます。

APIによる連携

API(Application Programming Interface)とはサービスのデータベースと外部がやり取りできるよう仲介する役割を持つ機能です。

iPaaSはデータ連携が強みなので、APIを経由して多くのサービスと繋がることが出来ます。

しかし、RPAはマウスやキーボードの自動操作に強みを持っているので、多くのサービスをAPI連携ができる機能はすくないです。

クラウド環境での開発

iPaaSは基本的にクラウド上で開発をしていきます。

RPAの中にはノートパソコンの中でシステムを走らせるものが多いです。

そのため、iPaaSはシステムを走らせるためにはブラウザで開発し、ブラウザを閉じたとしてもそのまま指示した内容を実行できます。

拡張性の高さ

iPaaSは主に通信料やモジュール(システム内の1つの機能の単位)ベースで月額の料金が決まります。

そのため、自動化のシステムを開発し、通信料が急に10倍になったとしても新たなハードウェアの購入が不要で月額料金の調整で瞬時に対応可能です。

3.iPaaSを使った自動化事例

今回はmake(Integromat)というiPaaSツールを使った、自動化の事例を紹介していきます。 

1)Airtableを使って複数のSNSの同時アップデート

IPaaSで複数のSNSをアップデート

手間がかかる複数のSNSのアップデートを、make(integromat)を利用することで、一回で終わらせることができます。

こちらの事例では、Airtableと各SNS(Google My Business, Facebook、Twitter、LinkedIn)を連携させています。

 

自動化の仕組み

①Airtable に投稿されたコンテンツの取得

HTTP リクエストを作成してサーバーに送信

各ルートは、設定した条件に応じてデータを異なる方法で処理

④各SNSにてコンテンツを投稿

2)SlackとCalendarを連携した日報の自動化

iPaaSでSlackに日報を自動更新

時間のかかる日報作成をカレンダーを使って作成しSlackに自動で送信します。

自動化の仕組み

①カレンダー情報の取得

②すべての予定を1つのメッセージにまとめる

③Slackに配信(指定したチャンネルに送ることも可能)

4.まとめ

このように、iPaaSを使ってアプリケーションを連携させることで業務効率化の効率化や情報の可視化ができるようになります。

iPaaSはアイデア次第で今まで世の中にないシステムを簡単に開発できるようになります。

ぜひ活用してみてください。

iPaaSのツールの選び方やさらに詳しいことを知りたい方は以下のブログをご覧ください。

株式会社NADJAでは、iPaaSの利用方法についての相談を承っております。まはお気軽にお問い合わせください。

関連記事

TOP