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人気のiPaaSを徹底比較!Workato, Informatica, Boomi, MuleSoft, make(integromat)

iPaaSは企業がマルチクラウド戦略の一環として、新しいSaaSや他のクラウドサービスを採用する、または既存のSaaSやクラウド上のソフトウェアを拡張する際に、選択肢として候補に挙げられます。
それぞれのiPaaSの特性を理解し比較することで自社にあったものを選ぶことが出来るようになります。

Workato

WorkatoのGartner peer insightでの評価のイメージ

利用者のボリュームゾーンは、年間売上50億円〜1000億円の企業となっています。とにかく高評価が多く、主にカスタマーサポートの面での賞賛が多いです。2021年11月に日本法人もできましたが、同じく手厚いサポートをしてくれると期待しています。

Workatoの概要

Workatoは、21,000社以上の企業で採用されているiPaaSのリーダーであり、より良い顧客体験、企業統合、プロセスの自動化を提供するインテリジェントオートメーションのための唯一の統合プラットフォームです。

このiPaaSツールは、ビジネスサイドとエンジニアサイドが協力して、ガバナンスとセキュリティを犠牲にすることなく、自動化を設計、構築、運用することを可能にします。Workatoは、Salesforce、Jira、ServiceDesk、Hipchat、Confluenceを含む200以上のビジネスアプリケーションとの統合を可能にします。

さらに、複雑なビジネスロジック、マルチステップワークフロー、条件付きアクションのスクリプトを作成することなく、数時間から数日でこれらのすべての処理を実現することができます。

Informatica

InformaticaのGartner peer insightでの評価のイメージ

利用者のボリュームゾーンは、年間売上50億円〜1000億円の企業となっております。サービス全体としての完成度はかなり高いですが、中には低い評価も見られます。主な理由は、カスタマーサポートの連絡方法や態度などが原因のようです。

Informaticaの概要

Informaticaは、データ統合製品を提供するソフトウェア開発会社です。ETL、データマスキング、データクオリティ、データレプリカ、データ仮想化、マスターデータ管理などの製品を提供しています。Informatica Powercenter ETL/Data Integrationツールは、最も広く使われているツールで、一般的にInformaticaと言えば、ETL用のInformatica PowerCenterツールのことを指します。

例えば、Informatica Powercenterは、SQL ServerデータベースとOracleデータベースの両方に接続し、データを第3のシステムに統合することができます。

Boomi

BoomiのGartner peer insightでの評価のイメージ

利用者のボリュームゾーンは、年間売上50億円〜1000億円の企業となっています。全体的にバランスよく高評価です。

Boomiの概要

デルは2008年に最初のiPaaSを発表し、それ以来優れた統合機能を提供し続けています。Boomiは、Integrate、Hub、Exchange、Mediate、Flowと呼ばれる5種類のアプリケーションで構成されています。

Boomiは「業界最高のアップタイム」を誇り、このiPaaSベンダーは、コンプライアンスやセキュリティなどの問題に対処する際、顧客の信頼を重視しています。

Boomiはスケーラブルなソリューション、複数のビジネスレベルの親子アカウント、ユーザーロール、プロセスライブラリなどを提供し、顧客からの信頼を獲得しています。

MuleSoft

MuleSoftのGartner peer insightでの評価のイメージ

利用者のボリュームゾーンは、年間売上50億円~1兆円以上の企業として、かなり幅広く利用されています。評価内容としては、コストが高いことが指摘されている部分が多くあります。価格は公式ページにも載っていないため、都度の見積により変更することが考えられます。

MuleSoftの概要

MuleSoft社のCloudHubやAnypointは、最も人気のあるiPaaSソリューションの1つです。クラウドベースのアプリケーションの利点を活用しながら、オンプレミスシステムと安全に接続する必要がある企業ニーズに合うように、特別な設計をしています。

MuleSoftのMule ESBを利用すれば、信頼性と実績のあるオンプレミスソリューションを利用した後、準備が整い次第MuleSoftのクラウドベース専用のCloudHubに無理なく、移行することができます。

Mule ESBは、最も人気のあるオープンソースESBソリューションの1つです。堅牢な機能を備えており、オンプレミスまたはクラウドにかかわらず、アプリケーション間のブリッジを可能にし、プロセス全体をはるかにシンプルにします。

make(integromat)

利用者のボリュームゾーンは、年間売上50億円以下の企業として、中小企業に多く利用されています。Gartner Peer Insightsでは、年間売上50億円以下の企業はカットされるため、実際にはもっとたくさんの利用者がいます。

make(integromat)の概要

IntegromatはiPaaSアプリケーションで、アプリケーション同士のプロセスステップを相互にリンクさせ、バックグラウンドでシームレスに実行できるようにするものです。

素晴らしいUIによって、ビジネスプロセスを簡素化、最適化、統合するための効率的なデータフローを作成するチェコの企業です。創業場所がヨーロッパに位置するため、GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)も考慮し、個人の利用者でも暗号化が容易です。

当社では、make(Integromat)の導入支援やアプリ開発に関するサポートも行っております。業務効率化ツールに関するご相談はお気軽にお問合せください。

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